鎌ケ谷市議会議員 岩波 初美
北総鉄道は、自治体が出資を行っている鉄道路線ですが、建設費を返すためとの理由から、在来線の2~3倍の運賃設定がされています。住民にとっては移動のための費用が生活費を圧迫し、目の前にあっても利用できない鉄道・できるだけ利用したくない鉄道と化しています。更に移動経費が高い結果として、千葉ニュータウンの開発計画も当初計画の4分の1、修正計画の約半分程度でストップしています。今回実施されている5%程度の値下げ(H22~H26)で、都市ににぎわいが発生するなど、誰が信じているのでしょう?
一方で、皆様ご存知のように、通行料金を3分の1に値下げさせた東京湾アクアラインでは、木更津市の人口が市制施行以来最高となり、10数年手付かずであった木更津市内の区画整理用地に、大手の商業施設が進出することが決定しました。また、22年度は千葉県予算148億円が、房総半島の観光地整備事業に投入されるなど、料金値下げが大きな経済効果を生み出すことが正に目の前で証明されています。アクアラインは3分の1に下げられたのです。北総鉄道は5%値下げしかできないはずはありません。
市民の力で勝ち取った アクアライン800円
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