松下 文洋(アクアライン800円の交通分析者)
ミープラン都市総合分析システム開発者
講談社現代新書『道路の経済学』著者
都市が元気にならなければ、いずれ福祉も医療も成り立ちません。都市を元気に、住んで楽しいものに変えるにはどうしたら良いのでしょうか。
特に、町を元気にさせるには新しい産業を興そうとする人や住宅を建てたいと思う人にとって魅力ある地域であることが欠かせません。その魅力は近代経済学では地価と交通費で決まると考えられています。つまり、高い鉄道料金によって、本来立地するはずの企業・住宅がほかの地域に奪われ、結果として地価を相対的に下げて、皆さんの資産価値を減らしているのです。加えて、鉄道料金が高いために乗用車を多用することになり、道路は渋滞し、CO2をまき散らしてしまっていると言えるでしょう。
当社と英国ケンブリッジ大学で開発した都市総合分析システム「ミープラン」は科学的データを打ち出しますので、課題は何か、解決策の費用対効果はどうか等、市民の合意形成に大きな支援ができるものと考えます。
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