平成24年3月、「鎌ケ谷市シティプロモーション検討会議」が発足し、しんかま屋台村事業が決定実施されている。皆さん利用されましたか?市役所内11課と企業等15団体から担当者が参加し、『住みたい、住み続けたい鎌ケ谷市を目指して』知名度を上げるため、人口を増やすための取り組み、屋台村物産市等のイベント企画等々、自由に構成団体メンバーからの意見をいただこうという狙いである。要請した発足から全3回分の会議録60ページが、黒塗りで先の平成25年3月議会に提出された。
鎌ケ谷市情報公開条例は次のように規定している。「市の保有する情報は、本来市民の共有財産であり、知る権利を保障し、市の保有する情報の一層の公開を図り、もって市の諸活動を市民に説明する責務が全うされるようにするとともに、市政に対する理解と信頼を深め、公正で民主的な開かれた市政の発展に寄与する」。
今年平成25年4月9日、情報公開条例を使い異議申し立てと改めて会議録公開を求めたところ、最長期限である3か月を経過した7月9日付けでようやく市長からの返答が戻った。「審査会に諮ったところ、公開されると自由な意見が求めにくくなる、公開によって反対者が現れ、企業団体が不利益を受ける可能性がある等の理由で、不開示は妥当であるとの結論が示された。」とのこと。なぜか、この会議だけが特別扱いなのである。
市が主催する審議会や委員会は、市内の企業や団体から担当者が参加しそれぞれ個人の考えを発言する。その会議内容を左記の理由で非公開にしているわけではない。基本、会議録はインターネット公開されており、当然、傍聴希望者には傍聴が許可されている。どういう経緯で『しんかま屋台村事業』がスタートしたのか?それを何故黒塗りの必要があるのか?税金で運営している会議がこの有様。なかなか理解はできない。
■鎌ケ谷改革には、徹底した情報公開が必要です。
P(計画)⇒D(実行)⇒C(評価)⇒A(改善)で、全ての事業は管理していくものです。このように情報を行政が占有して開示しなければ、評価ができず改善につながりません。市民のために役所機能はあるわけです。役所はしがらみに左右されず、民主主義を貫く覚悟が必要です。
■鎌ケ谷市シティプロモーション会議録60ページ分が同様黒塗り
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